
平成8年度国際交流事業ワークショップ(その2)
・日時:平成8年12月6日14時〜17時
・場所:(財)港湾空間高度化センター6階会議室
・議題:オーストラリアの港湾事情とウォータフロント開発及びダーングハーバーオーソーリティーについて
(話題提供者)
ダーリングハーバー・タゾリティー資産開発部長ダイアナ・タルティー
(参加者)
(財)国際臨海開発研究センター
大和田研究員
(財)港湾空間高度化センター
石渡理事長代行、足立専務理事、片岡理事、尾崎部長、桑原調査役、長藤情報サービス課長、滝野主任研究員、今吉研究員、小黒研究員、稲木研究員、塚田研究員
・議事概要
[オーストラリアの港湾事情]
オーストラリアでは検疫などは国が行っているが、その他の港湾活動への国レベルでの関わりは少なく、港湾地区の土地は主に州政府が保有しているなど州政府が港湾活動に大きく関わっている。なお、運輸という意味での国レベルで関わりは国際空港などに限られており、一方、市など自治体の港湾への関わりは再開発などの時に大きくなる。
今回の日本訪間で日本の港湾は社会的活動が付加されていることを知ったが、オーストラリアの港湾は直接に経済的見返りのある伝統的活動のみと捉えられている。
オーストラリアの港湾は州によって体制が違っているが、今回はニューサウスウェールズ州(以下「州」という。)について紹介する。
1935年から1995年まで州ではマリタイム・サービス・ボード(MSB)が港湾の監督等を行っていたが、1995年に州の港湾法の改正により次の3つの組織に変わった。
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